NEW TOWN STREET

木根尚登 NEW TOWN STREET歌詞
1.LUCY

作詞:木根尚登
作曲:木根尚登

君はシェイクスピアの舞台に立ちたいって
狭いベッドの上で 小さな明かりの中
心は劇場 両手を広げた
思わず声に出す 今のセリフなんて言ったの
OH LUCY 僕に届かない

幼いあの頃の君と僕が走る
国立の駅に続くイチョウ並木
たそがれていた 憧れていた
空は澄み渡り 風に舞う 君の声
OH LUCY 僕は知ってるよ

遠い街のはずれの 四角い白い部屋で
悪い夢を見てるの

そう 大丈夫 君なら 必ずうまくいく
そう 大丈夫 僕なら 祈りつづけるさ

泣き虫な僕を いつもかばってくれた
男の子みたいに 涙は見せなかった
素足はいつも 傷が絶えなくて
それでも笑顔は 天使のようだったね
OH LUCY

OH LUCY 僕は知ってるよ

病気が不幸じゃない 負ける事が悲しい
君は夢を叶える

そう 大丈夫 君なら 必ずうまくいく
そう 大丈夫 僕なら 祈りつづけるさ

OH LUCY 僕は待ってるよ
OH LUCY みんな待ってるよ
OH LUCY 願いはかなうよ
OH LUCY 僕は待ってるよ


2.水色の服を着た娘

作詞:木根尚登
作曲:木根尚登

坂の途中の小さな店で
水色の服を着た君はウェイトレス
テラスの花に水をあげてる
いつの頃からこの街にいるの?

君は僕のこの人生の半分も
生きていないんだろう?
何故か君の笑顔にひかれ この道を通る

学生時代 毎朝ホームで
すれ違った あの娘に似ている
そんな君が 話しかけてくれた
まるで映画の回想シーンさ

君は僕のこの人生の半分も生きていないんだろう?
だけど君が笑うと胸は苦しくなる

まるで少年のような心のときめきは
言葉にはできない 淡くて 儚い

君は僕のこの人生の半分も生きていないんだろう?
何故か君の笑顔にひかれ この道を通る

今は僕のこの人生も 悪くないと思ってるんだ
君が教えてくれた あの日のきれいな気持ち


3.Escalator

作詞:木根尚登
作曲:木根尚登

昇りと下りがすれ違う瞬間に
出会った偶然 喜びに変わるかな?
5階のフロアーは季節はもう冬で
君と腕組めば 12月のイルミネーション

恋人までの距離は
眠らない夜を語り合った分だけ近づくの?

君の全てを好きになればなるほど
自分のイヤなところたくさん出てくるよ

好きだけど愛じゃない
君ははっきりとそう言うけど
僕は聞こえないふり

登り続ける 君を抱いたまま
髪も 腕も 足も 夢も 心も
君の背中で僕は誓うよ
空に突き抜けていく愛を

こんな僕だけど これからもよろしくね
君から学ぶこと まだたくさんあるから

願い叶えたい思いは
真昼の頼りない月のようで
今はそっと隠れてる

誰が見てようと 強く抱いたまま
吐息も 汗も 夢も その唇も
君の瞳に僕は誓うよ
海のように深い愛を

平凡でいいんだ それだけで
偉大なんだ 君と歩いて行こう
平和がいいんだ もう争わない
涙なんか もういらないんだ

登り続ける 君を抱いたまま
雨も 風も 嵐さえ乗り越えて
君の背中で 僕は歌うよ
誰もが優しくなれる歌を

la la la la la la …


4.海の見える窓

作詞:木根尚登
作曲:木根尚登

雨の日には赤いレインコート
寒さ忘れてじゃれあった冬の道
どんな一日も 楽しんでたよね

君と集めた たくさんの古いレコード
ほとんど聴かず この部屋の片隅で
針の音だけ切なく響く

君と暮らした街に陽が落ちてく
今は一人 風に吹かれ

海が見えるこの場所が大好きと
君が決めた白い壁の建物
夕陽に染まる 君は居ないのに

二人愛し合った夜は戻らない
今は一人 バスに揺られ

違う道を選んでも
君と君の愛は帰らない
だからここで強くなろう
今いるところでもっと

捨てよう 大切だと思っていた物たち
創り出そう 明日からは

二人愛し合った夜は戻らない
今は一人 バスに揺られ


5.心の花束

作詞:田中花乃
作曲:木根尚登

夢を語り合った あの日のように
照れくさそうに 君は..
共に生きてく人と 一緒になると
僕に教えてくれた

胸の奥に 込み上げるコトバを
この歌に集めて 君に届けたくて

心の花束 ずっと ずっと 咲き誇れ
おめでとう そして ありがとう
君の幸せなその笑顔が ほら
優しいヒカリに 皆を包んでゆく

少しの寂しさも 混じり合うけど
滲む 嬉しい涙

巡り逢えた 一瞬は いつしか
永遠という名の 愛にカタチを変えて

新しい未来へ 今 歩み出す君へ
おめでとう そして ありがとう
誰よりも永く 年月を過ごす
その傍らに 一輪の友情を

心の花束 ずっと ずっと 咲き誇れ
色あせることがないままで
二人の幸せが いつでも いつまでも
続いてくように 深く願っている


6.色づく街に

作詞:木根尚登
作曲:木根尚登

顔をあげて 声を聞かせて
ありのままの姿で僕のことを見てよ
涙を見せて ヒールを脱いで
髪をかき上げ無理に笑わなくていいよ

雨が止んだね 洗われた街
いつも通るあの道を歩いてみないか
嫌な人とか 大切な人とか
言えないこと 全部こっそり教えてほしい

夕闇が迫る横断歩道で
さりげなく君の手を握った
君の涙は僕の勇気

萎えた花はつぼみのままで
誰にも気づかれることなく泣いていたの

はじめの一歩から だんだん見えてくる
鉛筆で描いたような街並みが
いつか色づく そして動き出す

僕が守る 君を守る
傷ついた夢や腕や絆も全て
裸足になろう 心の底に
しぼんだままのつぼみ 咲き誇るまで

僕が守る 君を守る
ウソをついてもいいよ信じてあげる
居場所を探そう 僕は後方で
いつまでも 君の背中支えてあげる

顔をあげて 声を聞かせて
ありのままの姿で 僕のことを見てよ


7.Piano Lesson

作詞:木根尚登
作曲:木根尚登

隣の家(うち)からピアノの音がする
柔らかな日差しが眠気を誘うよ

窓辺で背を向ける猫
ふり向いてあくび
彼女はじゃがいもを剥く
日曜の昼下がり

部屋ではよその国のラジオが流れて
テレビは音もなく 元気を映してる

どこかの家から夕飯の匂いがする
ささやかな記念日 何もしない記念日

遠くでサイレンの音がする
猫の耳はピクピク
彼女はシーツを取り込む
日曜の昼下がり

しばらく続いたピアノのお稽古
いつの間にか日は暮れ
今日の日にさようなら


8.フリー

作詞:木根尚登
作曲:木根尚登

友達はカミングアウトした
後ろ指さされても笑顔

彼女は一人だけを愛せない
たくさんの愛を求めてる

普通の人達が普通でいられなくなる

家にいても誰とも話せない
君はまるで マネキン人形

人に言えない苦しみ行き場を失って

学校は平等で?社会は常識で?
家族は大切で?心は不完全?

ヘッドフォンは今は外せない
リュックの中身は見せられない

ドラマは見てるけど 単純に笑えない

時間は定刻で ダイヤは乱れても
家族はバラバラで 心は不透明
学校は平等で? 社会は常識で?
家族は大切で? 心は不完全?

時間は定刻で ダイヤは乱れても
家族はバラバラで 心は不透明

地震雲を見たら あの娘に伝えよう
命は大切だと もうキズつけないで


9.50回目のファーストキッス

作詞:木根尚登
作曲:木根尚登

何十回でもファーストキッスをしよう
朝 目覚めた君の瞳 知らない僕が映る

いつからか君は
新しい出来事が覚えられなくて
過去が未来につながらないと
時計は止まる

思い出はすぐに消えそうで
何度も僕は愛を語る
だけどとりつくしまもないほど時計は戻る

愛の証明は昨日の映像に
君の日記に僕はいるの?
僕を忘れないで

君とすれ違った時間が
こんなにも大切なものだと
今更気付いても戻れない 昨日を消して

愛を信じよう 今日を生きよう
諦めないで君のそばで奇跡を待っている

明日の僕を思い出してくれる
ヒントはユリの花
何度でも君にプロポーズしよう
青空がある限り

何十回でもファーストキッスをしよう
朝 目覚めた君の瞳 いつもの僕が映る
今日も明日も 僕の心に愛する君はいる


10.悲しみのチルドレン

作詞:木根尚登
作曲:木根尚登

君は空を見ている 僕も空を見上げた
あの娘が天使になった日は 雨が降っていた

君が嘘をついた 僕も嘘をついている
誰も見ていないからって?自分が見ているのに

街はモノにあふれ 人は電磁波に溺れ
彼女は人に押しつぶされて 家から出なくなった

君がテレビを見ている 僕もそれを見て笑ってる
チャンネルが変わったとたん二人同時に黙った

海の向こうの子供たち 太陽に近い国の子供たち
夢や希望も知らないまま 天使になった

何度も見てるはずなのに 全部わかってるはずなのに
遠い国の出来事だと知らないふりをしている

海の向こうの子供たち
砂漠に近い国の子供たち
楽しいゲームや音楽も知らないまま天使になった

海の向こうの子供たち
太陽に近い国の子供たち
砂漠に近い国の子供たち
すぐ隣の国の子供たち
この国の子供たち
これから生まれる子供たち
誰もが 一人残らず幸せに 幸せになれ


11.Knock Three Times -album version-